No.3 Marvao, Tomar: 2008 Spain and Portugal

2008 Spain and Portugal
2008 Spain and Portugal

20081025

6:59

今日からポルトガル。

カサレスを出たころはまだ夜明け前。とはいっても時間は8時30分、そんなに遅いわけではない。ホテルを出て車を郊外へ走らせる。ポルトガル国境へと抜ける国道521号線に直ちに合流。あとはおよそ100kmひたすら西へと向かう。

朝焼け時の国道。車も少なくいたって快適。

国境には9時30分ころに到着。EU間の国の移動は例によって検問なし。

本日最初の目的地、マルヴァオンはスペイン国境から30分もしない距離にあった。小高い山の頂にそびえる小さな村、迷うも何も、国境を越えてすぐ目の前の高い山の頂上にその村を肉眼で確認することができた。ガイドブックで確認すると標高が850m近くもあるらしい。といってもそれほど寒くはない。ただし風はそこそこ強いから上着はいる程度。この時間になるとすでに日は昇ってきている。

城壁の外のスペースに駐車。こじんまりとして入るが、非常に素敵な村だ。車以外の交通手段がないと思われるため、賑やかな観光地ではなく、観光客は数人程度しかいない。

村の一番の高台には城跡がある。その城の砦から村が一望できる。

今まで訪れたヨーロッパの街の中でもトップ3に入る満足度。初ポルトガル観光、幸先の良いスタートだ。

お城にいたねこ。もっと撮りたかったけど逃げられた…。

11時くらいに村を出る。次なる目的地はトマールという街。キリスト修道院があり世界文化遺産登録されている。マルヴァオンから距離にして100kmくらい。一般道、高速、途中休憩をはさみつつ、2時間弱で到着。このころにはすでに気温が30度近くになっていた。ここはマルヴァオンよりも標高が低いせいもあるけれど、快晴ということもあってとにかく直射日光で暑い。

トマールの最初の印象は石畳の道が素敵であること。

暑い中高台にある修道院へ。小さな街とはいえなかなか立派な修道院。非常に見ごたえがあった。そしてなにより意外と中が広い。

思ったよりも観光に時間がかかってしまった。2時間近く時間がかかった。 本当はもう1つ別の街、バターリャという街もみていきたかったが、本日泊まるホテルのチェックインが遅くなり夜になってしまうと、リスボンが都会だけにホテルを探すリスクが高くなるので泣く泣く諦める。

しかし、郊外のシントラという街は、トマールからリスボンへ方向もほぼ同じであるから立ち寄れるかも、ということでシントラを目指す。

シントラには16時30分ころ到着するも市内が非常に渋滞しており観光の中心地に近づくのが困難であったため、引き返すことに。10kmほど離れている本日の宿泊地リスボンへと向かう。

ポルトガルは田舎から入ったせいもあり道路は非常にすいていた印象があったが、そこはやはり首都ということもありその近郊の交通量は激しい。全体的にポルトガル人のほうがスペイン人よりも運転が荒い印象だ。

ホテルはリスボンのランドマークである「ポンペイ侯爵広場」からすぐのところにある。今日から2泊の予定。都会ということもありちょっと贅沢することにした。郊外の高速からこの広場まで地下トンネルをと通ってすぐにたどりつける、、みたいだったが、なぜか今日はこの広場が封鎖されていて、残念ながら、いやいつもどおり?、市内をさまようこととなった。とはいってもやはり大きなランドマークであること、そしてホテルもガイドブックに載ってる高級ホテルであるために、これまた昨日同様、比較的順調にホテルを見つけることができた。ここは地下駐車場完備。とても助かる。

さすが高級ホテル、シャンプー等がエルメスだ。使うのがもったいないのですべて持ち帰ろう。

ところで、明日から冬時間に戻る。ということで、その案内を受けた。

2日ぶりのインターネット、昨日の日記の更新、メールチェックなどを行い。疲れたのでシエスタならぬお昼寝。2時間ほど眠ってしまった。

夜9時、ホテルのレストランで夕食。まともな食事をするのはこの旅始まって以来。シーフードセット、正直失敗だった。でもおなかいっぱいになったのでとりあえずは満足。食事はフランスが一番いい。

明日はリスボンをたっぷり一日観光する予定。しかも冬時間に戻るから1時間得したといえる。ポルトガルは予想していたよりもずっとよさそうだ。観光日数が少ないな、とつくづく思っている。

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