そういえば今月から新しい部署で仕事をしているということ、そして昔やっていた業務とかなり似通っているといったこともあって、いろいろ新しい業務をこなしているせいなのか、気がつくと今日で11月が終わりとなっていた。
新しくオケを始めたことも影響していると思う。
そんな中、今週水曜日、ちょっとした息抜きというのか、高校の友人たちと、ジャズピアニストの上原ひろみのライブを見にブルーノートに行ってきた。マイミクでもあるその友人、今年の春くらいまでカリフォルニアに留学していたのであるが、留学中にひろみ(アメリカではそう呼んでいるらしい)のライブにいったことがあって、一緒に写真をとってもらったらしいけど、ありえないくらい親しみ気に肩を組んでたりするので、それがいかにも恋人っぽいものに見えるのだ。ちなみに上原ひろみ本人は今年の9月あたりに結婚したとか。
彼女のピアノはCDで聴いたくらいなんだけど、結構ハードというかこれでもかというくらいの技術を披露するというタイプのピアニスト。確かに技術はすごいけど、正直おなかいっぱい、そんな印象を持っていた。
実際生で聴いてみると、予想通り技術はすごいんだけど、ただ単に超絶技巧がすごいのではなく、ピアノのタッチの使い分けが見事だったと思う。芯がしっかりしているというか、とにかくいい響きだった。リズム感のよさもひしひしと感じた。うまく説明できないけど、生で聴かないとわからない感覚だ。
それから、写真で見るよりも生でみるととってもかわいい。話し方も丁寧でやさしいし、そういうところも魅力的だった。性別問わずファンになっちゃう気持がよくわかった。
ライブ後は、誘ってくれた友人の自宅でカリフォルニアワインをいただく。ワインにはまる30過ぎたオヤジというのは、そういえば別のどこかにも居たような気がする。お金はかかるけど、お酒好きから見てとってもいい趣味。彼は、留学中、よくワイナリーにいっていたようだ。
きっといいワインをごちそうになったと思うけど、カリフォルニアワインを見直すきっかけになっただろう。見直すといっても、これまであまりよく知らなかった&飲んだことなかった、という意味である。
ただちょっとワインを飲みすぎたようで、翌日の仕事に少し影響した。いってみれば2日酔いなんだけど、胃腸にはまったく影響がないが頭が多少ガンガンする、といった感じだろうか。僕の場合、2日酔いになると確実に胃腸がやられる。よっていい気分が残っているといったところで、けっして気持ち悪くはない。しかし、集中力はなくなる。
タイミングいいのかわるいのか、この日の午後はセミナーであった。某協会主催だけあって、年金向けのセミナーだった。具体的には年金向けアクティブ運用に関する話題であった。「130/30」と呼ばれるアクティブ運用の話。「ワンサーティーサーティ」と呼ぶらしい。なんかスノボ・ハーフパイブの技のようだ。「エンハンスド・アクティブ」とも言ったりするらしい。
アメリカで徐々に主流になっているとのこと。こういうネーミングはだれがどうやって考えて、普及するのであろうか。
でも、正直、リスク管理やアセットアロケーションの話と比べると、親しみやすく感じるのは、そういう環境で社会人を始めたからなのであろうか。こうみえても、たとえ未経験であれチャレンジしていくという気持ちが強いほうではあるが。
親しみやすいだけではなく、とりかかりやすい、ということで、前の部署よりもやらないといけない、やっておきたいことが次から次へと思いつくといった感じ。正直ビジネスにつながるかは未知数だけど、ビジネスにつながらない=会社倒産となるかもしれなかった以前の会社と比べるとほとんどプレッシャーなく思い通りにやれているのは、今のところ心地よいかもしれない。
ところで、久しぶりに株式運用関係の仕事に復帰した影響で今月になってからこの手のセミナーに行くようになったとたん、以前の会社の人と遭遇するようになった。この日は、ちょうど僕が生まれて初めて「退職願」を出した時の部長さんが来ていた。そういえば退職して以来会っていない。挨拶くらいはしようかと思ったのであるが、残念ながらその部長さんは途中で帰ってしまった。
今年もあと1か月。