言い訳を考えはじめた

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連休明けの先週の勤務は3日、そしてまた今抱えている課題についての進展があるのが今日だったこともあって、事実上今日からが再始動といったところ。

昨日の告別式の後、みんなで追悼アンサンブル大会して、そのあと遅くまで飲んでいたから睡眠不足&二日酔いでちょっと今日はしんどかった。

さてさて、先月中頃から少々退屈な日々を過ごしていたけれど、明日くらいからはちょっとハードかもしれない。

ハードというのは長時間勤務が必要ってことではなく、すっごく簡単に言うと「インスピレーション」とか「勘」とか、そういったものに頼らないと仕事が進まない、といった意味。今日の提携先の会社との話の流れで、ついつい今月中に何とかするって言っちゃったせいだ。

ずばり、「言い訳がひらめくか」、そんな仕事といえよう。長時間仕事すればいいってもんじゃない。

長い時間仕事してりゃいいってわけでもないし、むしろリラックスしたときのひらめきに期待するしか無いのかもしれない。とはいえ、研究とか発明みたいなものと比べれば非常にレベルや次元の低いことともいえるだろう。だって所詮金融だから。まあ、こういったら失礼かもしれないけれど、一応自分がメーカーにいたこともあるから言えるんだけど、メーカーの研究職と似ている気がする。

もっとも、自分が渡り歩いた、株式ファンド運用とかメーカー先端研究所での勤務とか不動産ファンドの設定とか、結局違う知識は使うけれど、仕事で使う能力や技術はたいして変わらないんじゃないかと思っている。

運用会社にいたころの仕事、ファンドマネージャーの仕事なんて、7割は言い訳考えたりレポート書いたり、そういう説明の仕事がほとんど。

そんな言い訳を考えることに関しては、社会人のスタートが、株式相場がぼろぼろだった日経平均が8,000円割れしたころに運用会社だったので、とっても鍛えられていると思っている。

最近のサブプライム以降の下落局面なんて、言い訳材料豊富で困りはしない。

でも困るのは新規設定できないことと解約が続くとかそんなもので、さらにその下落に伴う会社の業績悪化 → ボーナスが…(略)

正直、僕ら自身、あまりフィーが取れそうにない仕事のような気もするが、まあ、その辺は割り切ってとりあえずやってみるしかなさそうだ。

ところで、昔の同じ会社内の数人のファンドマネージャーさんしか直接知らないとはいえ、必ずしも優秀なアナリスト、しいては銘柄発掘能力が高いファンドマネージャーさんが「ファンド」で勝てるとは限らないことをいっぱい体験してきた。何をどう組み合わせるのか、いつ組み合わせるのかで、パフォーマンスの状況がとても変わってくる。意外とコントロールできない各種コストとか、こういうものすべてを把握して、かつ「言い訳」が上手なファンドマネージャーさんがとっても優秀だと思う。

短期的なパフォーマンスは案外「運」でカバーできてしまうもの。であればむしろ、銘柄の組み合わせ方とか投資比率とかタイミング、そして「言い訳」を重視したほうが、あんまりおもしろくないんだけれど長続きする気がする。

ちょっと話がそれるが、今週の日経ヴェリタスにのってたバフェットの投資哲学も読んで、改めて地味でつまらなさそうだけど、やっぱり「これなら言い訳しやすいな」って意味で、ポイントを押さえている理にかなった手法なのかなって思った。

それはともかく、残念ながらこの年になってもう進路変更できないため、証券会社でありながら結局運用に関係することをしようとしていたとしても、言い訳を考える仕事で食ってくしかないからしょうがない。

まあ、そんなわけで明日からがんばって言い訳ないし言い訳する方法を考えていきます。

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