という本を読みました。
最近一番関心高いテーマ。なんか高尚そう、いやいやそんな立派な目的で関心を持っているわけではない。独身一人暮らし、もっともエコロジーでない人である自分にとって、アンチエコっぽい話にはすぐそそられる。
たとえば、「エアコンを28度に設定 → 単に電気代が節約できるだけ」、に始まり、「ペットボトルのリサイクル → 税金の無駄づかい、むしろ燃えるゴミと燃やしたほうが環境にやさしい」、「割り箸を使わない → かえって森林破壊を促す」などなど、なんかとっても自分にとって”有利”?な解釈じゃん、そんな感じで読んでました。
有利不利って感覚はどうかと思うけど、いずれにしてもきちんとした根拠なしに話が進んでいるのはほんとうによくないし、かえって環境によくない、エネルギーや税金の無駄遣い、って視点もそれなりに大事なんだなって思いました。
CO2の問題にしろ、こういうときってきちんと"evaluation"ができてないんだよね。インパクトとか寄与度分析とか、そういったりもする。サイエンスではもっとも基本的であるこの手の分析を通して数字を使って議論できない。日本って国は概してこういうことが苦手なのかな。
なんか巷のビジネス書コーナーなどでは「フェルミ推定」っぽい話がちょこっと目立つようになったけど、確かに何もない情報から仮説→検証を繰り返して答えをだすことって大事だが、手元にある十分な情報を使ってちゃんと「評価」することも同時に学んでおかないと。いくら推定したって意味ない気がする。これ、ロジカルシンキングともまた違う概念だよね。
そんなわけで?、この夏ちょっと安心してエアコンつけられそう。もっとも「省エネ」って考え方は別問題だ。それはとっても大事。