アンナ・ヴィニツカヤ ピアノ・リサイタル?展覧会の絵?

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昨日、先輩と「アンナ・ヴィニツカヤ ピアノ・リサイタル?展覧会の絵?」に行ってきました。

プログラムは以下の通り

J.S.バッハ/パルティータ 第6番 ホ短調 BWV830

ラヴェル/ソナチネ

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ムソルグスキー/展覧会の絵(全曲)

どのような方かは、日経のページより。

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繊細の極みと圧倒的とも言えるほどのスケール感を兼ね備えた、ピアノ王国ロシア期待の逸材、アンナ・ヴィニツカヤ。世界最高峰コンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクールでの優勝以降、世界中で活躍を続けながら更に評価を高めている・・・。その豊かな構成力をあますところなく発揮出来る「展覧会の絵」を擁した待望の東京公演。

なかなか綺麗な人ですね^^

まあ、それも理由?だったりしたのですが、真面目な話、プログラムに一目ぼれ、全部好きな曲、特に「展覧会の絵」はむしろオケよりも原曲のピアノのほうが好きな自分にとってはもうよだれものの内容。ひと月前ほどにチケット予約したのですが、危なかった、割と売れていた。買った直後は正直満足行く場所ではなかったのですが、実際ホールに入ってみると500人ほどの小ホールでしたので、後ろの方でも予想してたよりは音響はよかったです。

さてさて。

まずはバッハ。いちおう紛いなりにもハイドンといった古典系の曲を演奏してましたので、よく考えて弾かないととても単調なつまらない曲で終わってしまうことを痛感したことのありますので、そうした視点で聴くと、ものすごく細部の表現にこだわって演奏されていることがよくわかりました。

続いてラヴェル。「ソナチネ」はラヴェルのピアノ曲の中でも特にお気に入りの作品。そして生演奏を聞くのも初めてです。表現がバッハと比べてがらっとかわりました。弾き方、ビジュアル面もぐっと変わった感じ。姿勢とか腕の振りとかがらりとかわったのがとても印象に残りました。この曲「メヌエット」が本当に素敵です。

休憩を挟んで、お待ちかねの「展覧会の絵」 これまた思い出リンクが…。

僕の場合はクラシックはピアノ曲から入りまして、そんな流れの中でアシュケナージのCDを通してこの曲を知りました。そうオケではなくてピアノからだったんです。中学生の頃です。

それなのに展覧会の絵は、オケ版は何度も聴いたことはあったのですが、原曲のピアノはこれまで一度も生で聴いたことがなかった。だから、昨日の演奏会が本当に楽しみで仕方がなかったです。

ピアノの生演奏を聴いて一番感じたのは、「オケ以上に迫力があるのではないか」ということ。最も有名なオケ版がラヴェルというせいもあるのでしょうか、あれあまりにも洗練されすぎているんですね。もちろんこれはこれですばらしいのですが。また、自分がもともとピアノ版から入ったこともあった影響もあるでしょう。まさに「これこれ、これこそ展覧会の絵だよ」、そう思いました。たまごの殻をつけたひなの踊りとかバーバーヤーガなんかはゼッタイにピアノ曲の方がはまってる気がします。アンナさんもその可憐な風貌とは打って変わってものすごい迫力で演奏、とてもすばらしかった、ひさしぶりに感動させられました。

携帯百景(ケイタイヒャッケイ)

その後、ロビーでサイン会をしていました。CDを買った人限定のようなので僕は脇からちょっとだけ見てただけなんですけど、アンナさんがものすごく「フツー」の女の子でびっくり。ステージ上では、どちらかいうと「怖いくて迫力ある」感じ、失礼ですが「写真よりぽっちゃりしてないか?」とか思ったのですが、全然そんなことはなかった。顔ちっせ?、写真よりよくね?、って感じでした。

というわけで、念願の「展覧会の絵」のピアノ演奏、休日前に素晴らしい時間を過ごすことができました。

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