昔は映画なんて好きでも嫌いでもなかったです。ファイナルファンタジーシリーズ、特に7以降を、そしてゼノギアスなど、ちょうど1990年代後半、僕が大学生だった頃のプレステのRPGに感銘を受けていたこともあり、「たった2,3時間で何が表現できるのさ」って思ったこともありましたから。
そんなときちょうどあの「タイタニック」がはやったんですよね。この映画、長いだけで特に中身もない映画だって思いましたし、かな?り個人的な感情入ってますが、当時一緒に見に行った人がよくなかった、ってこともあってそれがますます僕の映画不信を強くするきっかけにもなってたんです。
でも、車を所有するようになってから、土曜日などに車でショッピングモールへ目的もなく行く機会が増えるに従って、そこにある映画館にぶらっと入るようになって、いつのまにか「暇だったら何か見るかな」って習慣がついてしまったように思います。そうそう、はじめは小田原のショッピングモールから始まったんですよね。
映画館って昔は狭くて混んでるってイメージでしたけど、TOHOシネマズとか大きな施設ができて、鑑賞環境がとっても良くなったことも映画通いの癖を助長したと思います。
もちろん最近ではテレビがなくなったって影響もあるでしょう。
さてさて、昨日はめずらしくリトル(ゲーム音楽オケ)の練習が夜枠のみでしたので、お昼に映画を見てきました。「ディア・ドクター」という映画。
この時期、エヴァンゲリオンとかあとはなんだったかな、結構”派手”な話題作が多い中、どちらかといえば”地味”な感じの作品?
なんか「おくりびと」を思い起こさせる。なにかこれ賞をとったけれど、それで注目される前はひっそりとした上映でしたからね。映画館はすいてましたし。
正直映画の感想を書くのはとっても苦手なんです。そもそも文章力もない、文学的表現力もないし。だけど、公式ページにも書いてあるのですが、「心の奥底まで揺さぶられる」という感覚はわかります。決してハッピーエンドでない、なにかわだかまりの残ったまま終わる感じ、だけどこういう感覚がとっても心地いいんです。
そう、やっぱり「おくりびと」でもそう思った気がします。
”小説的”な映画が、何をもって小説的なのか、厳密な定義はないのですが、そういうのが最近は好きになりました。
もちろんこうしたしっとりした映画でなくて20世紀少年などを見ることもあります。実際、天使と悪魔
だってみています。こうした”派手”系の映画も決して嫌いではないです。
小説と言えば、、ようやく「1Q84」を買いました。一気に読み進めています。まだまだ長いですけど。