昨日は、代々木から川崎市の麻生区まで、2トントラックを運転した。時間にしてだいたい1時間くらい。オケの打楽器運搬のために。
不思議なものだ。
メーカーに転職して田舎に住むことになったから急きょ車が必要になった。それが2004年のちょうど今頃。4年前。
学生時代に免許を取って以降、まったく運転していなかったから、当時は実に8年ぶりの運転。そう、8年間ペーパードライバーだった。
最初のころはろくにカーブすらきれいに曲がれない。法定速度を出すのだって怖かったくらいだ。
それでも、運転は絶対に必要だったから、仕事が終えると必ず1,2時間、運転の練習をした。目的もなく西湘バイパスを通って江ノ島、鎌倉にいったり、246を通って実家の近くまでいったり、歩いて10分もしないコンビニまで車で行ったり。
2ヶ月くらいするとだいぶ慣れてきて、ちょうど9月の連休を使って、新潟までドライブしに行ったりもした。
それが今じゃ、旅行に行くたびにヨーロッパで運転、しかもふとしたきっかけでマニュアル車運転をせざるを得なくなり、いつのまにやらマニュアル車じゃないと旅行で運転している気になれないって思うようになっている。
そして、うちの団でもある特定の一人に負担が集中している現状に鑑みドライバー候補を増やすことになり、自分に白羽の矢が立ったというわけ。
2トントラックは、車種にもよるけど、それほど車幅がなくまっすぐ走る分には問題ない。マニュアル車だけど、乗用車よりもエンストしにくいようだし、ここ2年ほど毎年旅行で運転していたから、このマニュアルに対しての抵抗感はもうほとんどない。
なんといってもヨーロッパでは、昨年行ったイタリアのアッシジ(道が狭く起伏に富んでいる。人ごみのなか、旧市街の急な坂を何度も坂道発進)やフィレンツェ(旧市街の小路に人がたくさん、一方通行の迷宮地帯)、今年行ったオーストリアのグロ?スグロックナー山岳道路(恐ろしいくらい曲がりくねってしかも坂が急。旧中山道の碓氷峠をもっと狭くかつ急勾配にした感じ)で、そうとう鍛えられた影響は大きいと思う。
まだ、少々気になるのは車高の間隔。予想以上に高い。それから、左車線の車線変更。夜は正直見にくいのでちょっと怖い。右は運転席側なのでやりにくさは感じない。
しかし、もっともわけがわからないのはバックだ。マニュアルなので、両足を使う関係上、運転席への固定感がオートマの乗用車よりも強いため、運転しながらある程度身を乗り出して左右、後方の確認をすることがまずできない。特に左後ろは難しい。
昨日の夜は、運転にとっても慣れているひとの誘導があったから、暗い中無事に車庫入れできたが、一人ではまだ無理であろう。
いずれにしても大きな問題なく運転でき、楽器も無事に運べたのでとても安心した。でも、結局、日曜日に解放されたのは深夜の1時過ぎ、そのまま家にもどり就寝したのは3時くらいであった。なお、そうなることがわかってたから、今日はあらかじめ午後に出社するように連絡しておいた。
2トンはきついけど、マニュアル車はいいものだなってつくづく思いました。次買うときはマニュアルにしようかな。