きっかけ その1

この2009年になってから、僕の周りのウェブに関する環境が大きく変わりました。

すべては、昨年夏に起こった「テレビが故障したこと」から始まりました。

故障の原因はわかりません。はじめはショックでした。このテレビはそんなに古くないし、地デジ対応もしていますし。しかし、新しいテレビを買い換えるにもお金がかかるからしばらくは我慢しようと、そう思いました。

ところが、意外にもテレビがなくても困ることがない。むしろ家の中は静かになったし、時間を費やすためには何か考えて行動しなければならなくなったため、本を読む時間が増えたり自分を見つめなおす時間が増えたりと、とても有意義に過ごせるようになったのです。たとえば、以前から読もうかと思っていた「ローマ人の物語」のシリーズをいっぱい読むことができました。(まだ、読み終えていませんが…)

これが1つの流れです。

もうひとつは、「Google Reader活用による脱新聞」です。僕は証券会社、金融機関に勤務ということもあって、日々の経済動向を知るためにはやはりメディアからの情報収集しておくことは、日課でもありこの世界では常識でもあります。しかし、何年も「日経新聞」を読んでいると、解説記事の不十分だったりすることに気がつきます。不十分というか何か変な「くせ」みたいなものがあり、このくせがどうも合理的でないというか客観性にかけるというか、とにかく日本語として「上手」では決してないのです。実は、言いたいことを明確に表現できていないのではないか、と思うのです。

その他一般紙はともかく、一応日本を代表する経済新聞がこの有様なので、とにかくうんざりしていました。

ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書)という本を読んだ影響もあります。

一方で、金融の世界にいますと、 »Reuters »とか »Bloomberg »というファイナンス専門のニュースを発信しているマスコミがあります。どちらも速報性の強いニュースメディアですが、腰のすえた解説記事も豊富です。つまり、よりプロフェッショナルな情報が満載なのです。

ともに外資(イギリス系とアメリカ系)なので、日本に限らずグローバルなニュースが豊富なのは言うまでもありませんが、一番の魅力は »ウェブ »にも力を入れているところです。

以上を踏まえて、これからは思い切って、「脱新聞」を目指し、ウェブ中心に生きてみよう、そう考えました。そこで、今までなんとなくやっていたRSSリーダーを強化するべく各社のRSSリーダーを比較したところ、圧倒的にGoogle Readerが使いやすいことに気がつきました。

ということで、一切新聞を見ない生活を開始しようとしたのですが、現在の環境にはいろいろと問題があることに気がついたのです。

(その2へと続く)

 

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