一眼レフカメラ・レンズ盗難と保険申請、その結果 - 2010 Russia No.9 –

2010 Russia

ちょっと観光の話を離れます。

ということで現地からつぶやいたとおり、今回の旅行中に一眼レフのレンズの盗難にあってしまいました。

盗難後、しばらくしてから撮影した写真。レンズないのはちょっとむなしい…。

取り急ぎ、時間もあったので、例によってiPhone+MiFiによる「Skype」を利用して日本のカード会社、そして保険会社へ現地からすみやかに電話連絡することができました。

こうした対応が冷静かつすばやくできたのは、以前クロアチアでiPhoneとEOS 40Dが壊れたときにはこちらのシティーカードの保険を使わさせていただき、とくに問題なく保険がおりたという経験がとても生きているからだと思います。

以下、自分自身のために、今回の経緯や申請過程を記録しておきます。

「適用可能性のある保険」

とりあえず適用可能性のある保険は、クレジットカードに備わっている海外旅行保険です。僕は旅行では2種類のカードを併用していますが、今回は、こちらのDCカード(ニューズ会員)を適用させてもらいました。

DCカードの場合は、特に海外旅行中にカードを使わなくても、海外旅行保険を適用することができます。

ちなみにもう一つ持っているシティーカード(ゴールド)だと、旅行にかかる交通機関での利用がないと適用されません。いつもはこちらを使っているのですが、今回は確か数カ月前に財布を落とした関係で、航空券を銀行振込で支払っていたような期がしたので、正直適用されるかよくわからなかったです。

「申請時に必要な書類」

盗難被害の保険申請に必要な書類は以下のとおり。

  1. 保険申請書
  2. 現地警察による盗難証明書 or 第三者による盗難証明書 or 自認書
  3. 被害商品の説明。その購入を証明するもの(領収書、保証書等)
  4. パスポート:顔写真があるページ及び日本出入国スタンプが押されているページのコピー

以下、順を追って詳細説明。

「保険申請書」

保険会社側が用意する書類、必定事項を記入します。名前や住所を含む基本的な事項を入力。そして被害時の状況説明、被害品目の記入をします。

被害時の状況説明は、twitterなどでもつぶやいていましたし、盗難後2時間以内に一度保険会社に電話して詳細を説明したのでよく覚えており、説明文を書くのは楽でした。次のように書きました。

10月9日、ロシア・サンクトペテルブルク時間正午ちょうどにイサク大聖堂を出た直後、1人の絵葉書売りが左から近づいてきて強引に品物を販売しようとするもそれを振り払う。

しかし、そのわずか数秒の間に右側の方にかけていた一眼レフカメラのレンズをカメラから外されて取られた模様。数分後に写真撮影をしようと思いカメラを持ち上げたときにその軽さに驚き、レンズのみが外されていたことに気がつく。

ちなみに直前までいたイサク大聖堂とはこんなところ!

Исаакиевский собор 20101009-IMG_2752

「現地警察による盗難証明書 or 第三者による盗難証明書 or 自認書」

盗難の場合、現地警察による盗難証明、あるいは同行者がいる場合、その同行者(第三者)による盗難証明書などがいるのですが、これらが入手できなくても自認書なるものをきちんと書くことでも対応してもらえます。その場合、なぜ自認書なのか、現地警察、第三者による証明書が提出できないのか、理由を書くことになりますが、それについては以下のようにしました。

盗難があってから2時間後にskypeを通してカード会社に連絡。保険会社のコールセンターの電話番号を教えてもらい、直後にすぐ連絡。現地警察で盗難証明的な書類があるとよいと言われたが、滞在日程やロシア語学力を考慮すると警察へ行き被害届を出す時間はない、また一人であるため第三者による証明も難しいという旨を伝えたところ、自認書のみでも申請可能といわれたため。

「被害商品の説明。その購入を証明するもの(領収書、保証書等)」

まずは、被害商品の説明。

申請した時の料金は、メーカー希望小売価格を伝えました。ただし、購入先は正直にamazon.co.jpと答えました。

Canon レンズフード EW-78D 4677A001

B00007EE94

メーカー希望小売価格

3,500円

商品コード 4677A001

JANコード 4960999441009

対応レンズ EF28-200mm F3.5-5.6 USM, EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS

レンズアクセサリー
フィルター、レンズフード、ケースなどのレンズアクセサリーを使用レンズ別にご紹介します。

アマゾンの購入履歴から正確な日時や購入金額も調べることが出来ました。

次に購入を証明するものについて。

可能であれば、領収書、カード明細等も提出できればと申請書類には書いてありましたが、実は当時買った値段、今よりもずっと安いこともあって、定価を伝えることにしました。ただしレンズの保証書(原本)は提出することにしました。

「パスポートのコピー」

顔写真があるページ及び日本出入国スタンプが押されているページの写しをとって送るだけ。特段説明することはないでしょう。

「申請の結果」

結論から申し上げますと、免責控除後も定価の8割程度の保険がおりました。

現地からの電話受付をしてから書類が届くまでには10日ほどかかりましたが、書類を提出してから実際に口座に現金が支払われるまでは数日、営業日で3,4営業日程度でした。

ということで、幸いtwitterなどでどこで何をしたか、されたかを正確に記録できましたので、特に正確な時間をそえて説明できるのは大きかったなあと思います。あらためてiPhone+MiFiは便利だなあと実感しました。

どのくらい保険が降りるのか、そもそも降りるのか、もうあとは保険会社側の判断に任せるしかないです。こちらとしては正直に事情を説明して可能な限り正確な情報を添えて連絡するだけです。へんに保険金詐欺とか思われると嫌ですし、素直なのが一番でしょう。

盗難にあうとそれはそれで痛いのですが、きちんと誠実に対応すれば問題なく保険はおりる、特に現地警察による証明書や第三者による証明書がなくても「自認書」のみできちんと保険がおりること、ここが最大のポイントだと思います。

いずれにしても、カードにせよ任意にせよ、海外旅行へ行く際には必ず保険へ入っておくことをおすすめします。みなさんもお気をつけください。

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